亀屋良長

亀屋良長の菓子見本帖小噺

商品カテゴリー
亀屋良長

烏羽玉 | 生菓子・餅

販売期間通年商品

賞味期限14日(常温)

販売価格(税抜)500円

商品仕様6,12,24,36,48個入りがございます。

檜扇の実を思わせる、漆黒のお菓子です。
1803年創業より作り続けている代表銘菓です。

波照間島産の黒糖をつかったこし餡に、寒天とけしの実をかけたもの。
黒糖のコクと甘みが広がり、黒糖と餡の香りが余韻に残ります。

お菓子の小噺

お茶花のヒオウギは、夏に花を開いた後、袋状の実を結びその中には漆黒の種子が入っています。
濡れて光り、見る者を魅了するこの実を「ぬばたま」と呼びます。

【ぬばたまの 夜のふけゆけば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く】

上記の万葉の和歌に見られるように「ぬばたま」というのは、黒・夜・夢にかかる枕詞で、
「ぬば」という語は「黒い~」の最も古い言葉とされています。
当店の烏羽玉(うばたま)も転訛してその名がつけられたものです。

弊社には、明治時代の烏羽玉の配合帳が残っています。
今より大きく、砂糖の割合も多いです。
長年作り続けてきた烏羽玉。
その大きさ、味、見た目は時代の変化に応じて少しずつ変わってきています。

現在の姿は、つややかなまん丸の餡玉に、けしの実が装飾されている意匠。
これ以上ないシンプルで美しいデザインではないでしょうか。